優しい気持ちを大切にしています

自分の心と向き合うことを忘れた現代人

今日は心と繋がりを忘れた私たちについてお話をしようと思います。
大昔の方々が常に自分の心と繋がっていたかは不明ですが、間違いなく今の私たち(ここでは日本人について)よりは遥かに繋がりを持っていたであろうと推測します。
なぜならば今より娯楽・TV・ゲーム・SNSなどが遥かになかったからです。
幸か不幸かはわかりませんが誰かがどうした、こうした、殺された、戦争が起きたなどの情報はそう簡単には入って来なかったのです。
今では有名人だけでなく個人の旅行や何かしらの呟きについても知れる時代です。
これでは自分と向き合う時間なんて1秒もないのではないでしょうか?
そういう時間があったとしてもスマホを手に取り無意識に画面を見つめ、LINE、ツイッター、インスタなどをチェックし、自分とは関係のないニュースを暇つぶしに読んだりします。
これは依存です。れっきとしたスマホ依存であり、他人軸の人生です。

これでは自分がどう生きたいのか?どう感じるのか?と言う事に当然の如く気がつくわけもないのです。
もちろん自分に気がつかないので行動にも移せなくなります。
行動したとしても、他人に気を使った人生ですから満足することはほぼありません。
逆に行動する事が苦痛に感じたり、恐怖を伴い行動を控えるようになるかと思います。


そしてこれらの他者偏重傾向は残念なことに幼少期からしっかりと訓練されます。
日本は特に個性を排除する傾向があり、他者、集団、和、全体を尊重します。
家庭でも幼稚園、保育園でも集団での行動規範を守るべく規律を学びます。
しかしこの規律は個人の安全・安心を守るものとして存在するのではなく、全体・集団の保護を前提に活用されています。(本来は個人の利益を保護する為に存在しているのもだと思うのですが。)
確かに集団の利益は個人の利益に繋がっている部分もありますが、個人の利益が押さえつけられた上での集団の利益があってはならないのです。
これがまかり通るのであれば、ただの全体主義となり息苦しい社会となります。
ここまでの個の没落はないかもしれませんが、確実に静かな個の弱体化は進んでいると思います。

ではどうするか?
これは気がつく人から始めるしかないのです。
何に気がつくかって?
自分の気持ち、自分のトラウマ、自分のくせ、意識、感覚にです。
いかに自分が他者、集団を気にして他者を優先しているかに気がつく事です。
いかに自分がいつも外ばかりを気にして自分の心をおろそかにしているかに気がつくのです。

そして出来るだけ一人の時間を作り出す。
たとえ家族がいる、仕事が多忙だとしても、自分に語りかける時間を持つことです。
ここから人生が変わりだします。
必ず変わりだします。一瞬にして変わります。
(多分激しい変化を伴う可能性が高いです!笑)
今まで感情、感覚自分自身に向き合って来なかった人は特に激変する可能性があります!

そしてイライラするとき、落ち込む瞬間、そわそわする瞬間がチャンスです。
この瞬間に自分に語りかけます。
「どうしてイライラするの?なんで落ち込んでいるの?ソワソワする理由は?怒ってるの?」ともう一人の自分に語りかけます。
ここで焦って答えを作り出さないことです。
静かに心の声の自分を待ちます。
そうすると・・・・
「旦那が言う事を聞いてくれない」
それでイライラしているの?
「うん、そうみたい」
話を聞いてくれない事でイライラするのはなんでだろう?
ここで頭で考えた答えを引っ張ってこない事がポイントです。
私たちは頭で考え、答えを出しすぎるのです。
答えを出すのはいつも心です。
頭は答えを出しません。
ちなみに頭が出す答えを採用すると他責になり他者に問題があり自分ではどうすることも出来ないので、一生問題は解決しないのです。
例えば・・・「旦那が言う事を聞いてくれない」
それでイライラしているの?
「うん、そうみたい」
話を聞いてくれない事でイライラするのはなんでだろう?
「なんでって?話を聞くのが人として当たりまえでしょ?」
ほら言った通り!笑 頭で答えを出しら他責になるでしょ!
「????どう言うこと?分からない・・・普通に旦那が聞かないから妻がイライラするんじゃないの?」
これがまさに典型的な頭の答え方です。
では心の答えはと言うと、心は感情です。
なんでイライラするのか?
話を聞いてくれないとイライラするのはなんで?
「・・・・なんでだろう・・・怒る?怒ってるのかな?」
怒ってるの?なんで話を聞いてくれないと怒るの?
「・・・え?・・・なんでって・・・」
寂しかったりしない?悲しかったりしない?辛かったりしない?
「・・・えっ・・・するかも・・・悲しいんだきっと・・聞いてくれていないと感じると自分が拒否された感じがして悲しいんだ・・・」
そうだよね、悲しいよね?辛いんだよね?
「あは・・・涙・・・そうだ、悲しいんだ!わかった自分の本当の気持ち・・なんだろう悲しい気持ちが分かったのに、不思議だけど嬉しさを感じる!」
そうなんだよね、自分の気持ちに気がつくと嬉しいんだよね。
たとえ悲しい気持ちだとしても、辛い気持ちだろうと自分の気持ちを知る事、感じる事、気がつく事はとてもハッピーな事なんだ!

これは自己信頼でもあり、自信でもあり、愛、幸せでもあり、これこそが本来の自分なんだよね。

よかった自分と向き合えて、よかった。

とこう言うプロセスが現代人には不足していると言うか、皆無なんだと思うのです。
いろいろな問題に出会う時、大体他責にしてしまう癖が私たちはあります。
これではいつまでも幸せには到達しません。
この他責から自分への内省、自己との対話へと導ける叡智があるかどうかが幸せの人生か、不満不幸の人生かを決める大切な一つのターニングポイントだと思うのです。

ですので皆さんもこの自分の感情に蓋をしないで、丁寧に感じる癖をつけていって欲しいと思うのです。
ありがとうございます!

追伸
この自己の探究は永遠に尽きることの無いほどの大冒険ですので、焦らず楽しみながら感じていく事をお勧めいたします。笑

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