優しい気持ちを大切にしています

直感とは

直感とは簡単に言うと直に自分と繋がると言う事です。
これは直に自分の感情、感覚に正直に繋がると言うことでもあります。
一般的な直感の説明は、ビビッと来る閃きを指したりしますよね。
例えば、考え事をしていたらいいアイデア閃いた!なんて事でよく使われます。
しかし直感はそれだけではありません。
例えば嬉しければ嬉しい。
ムカついたら、ムカつく。
悲しかったら悲しむ。
愛して欲しかったら、愛して欲しいんだなぁと素直に感じる。
恋人にかまって欲しかったら、かまって欲しいんだなぁと自覚する。
このような些細な感情の変化を感じ取る、直に、そのまま受け取る事を言います。
決して大人だからとか、常識的におかしいと頭(思考)で判断しない。
もちろん何か閃いた場合は、その閃きも大切にする。

そして感じた自分をそのまま感じ切る。隠さず、押し込めず、否定せず。
自分に素直になればなるほど、直感は研ぎ澄まされます。
そして直感が研ぎ澄まされればされるほど、人生が豊かに幸せになっていきます。
だってそうですよね、自分と直に繋がっていられるんですから。
嬉しい事はどんどん感じられるようになるし、嫌な事も感じられればどんどん避ける事が出来るようになる。

しかし残念ながら昨今の私たちは直感を退化させる方向へと向かって行っています。
この退化させる方向へと向かわせている張本人がなんと!自分自身の頭です。
頭?頭脳?・・・・
そう、思考です。
これは幼少期から既に向かわされています。
私たちの親は子供に言います。
「宿題をしなさい、お片ずけをしなさい!」子供は嫌だーと言います。
親は「なんでしないの?いいからしなさい!しないとお菓子あげないわよ!」と。
このやりとりが正に頭と心の対立です。
子供の直の気持ち(直感)は宿題をしたくないのです。
それでも親は子供の為にと思って、色々と思考判断で強制しようとします。
そうすると子供の気持ちは知らず知らずのうちに、萎縮して行きます。
気持ちを抑えて、思考を優先するようになります。
宿題はしたくないけど、そんなことより思考判断で「しなければならないんだ!」と。
こうして直の気持ち=直感は麻痺していき、思考癖のついた思考優先の義務を感じる人生を送る事になります。
この辛さをお分り頂けるでしょうか?
俗に言う「べき思考の人生」です。

直感を否定をする時は大体頭脳のみを駆使している時です。
もう一つ例えをあげると「あいつムカつく!」って感じた瞬間・・・頭があなたに瞬時に言います。「ダメだよ、人のことムカつくなんて思っちゃ!ましてや言っちゃ絶対にダメだよ!」
この心の直感、心が感じる気持ちを頭が否定するのです。
これが私たちの葛藤、心理的問題の始まりであり、すべてなのです。

じゃあ子供の宿題は放っておけばいいのか?ムカつく奴はムカついたままでいいのか?
って思われますか?
その答えはいいえです。
???矛盾していると感じますか?

ここで大切な事は親として、人として放任、放棄主義を勧めているのではないと言う事です。
説明しますとまずしっかりと自分ないし、子供の気持ちをそのまま受け止める事です。
宿題をしたくないと言う子供の気持ちと自分の宿題をしてほしいという気持ちを認識自覚し「そうだね、したくない気持ちわかるよ。」そして子供が困るかもしれないと心配する故に宿題をしてほしいと言う自分の気持ちにも共感します。
ここで共感だけでは終わらせません。(共感は母性)
そしてしっかりと自分たちの気持ちを受け取り感じた後、宿題をする責任があるのは子供であり親ではない事を子供と意識共有します。(分離は父性)
そして宿題をしないと言う選択をした場合の学校での状況や勉強がわからないくなる可能性などもしっかりと伝えます。(導きは父性)
そして最終的な判断をするのも子供の意志、責任に徐々に任せます。(受け入れるは母性)
そして子供が決めた事に関して親はしっかりと見守り、時に協力します。(見守りは母性、協力は父性)

こう言う手順を踏む事で、子供の直感=感情は育まれ、また自分の意志や責任をもつ事になります。
自分の気持ちは大切にしていいんだ。大切にされるんだ。好きも、嫌いも大事にしていいんだと言う自己肯定感を育めるのです。
また子供の直感=直に感じる感情のみならず、自分自身の直感も同時に育まれ、自己肯定感をも子供との関係で培われます。

またムカつく気持ちが芽生えたら、そのムカつく気持ちをまず自覚します。
「あぁ・・私はああ言う事、こう言う事でムカついているんだぁ」と気がつきます。(自分の気持ちを俯瞰する事=父性)
例えば友達、親、夫、妻の言動、態度についてムカつくーーーー!となっていたら、ムカつくのは当たり前だよ!とか友達に話して、そうだよねー!だよねー!と批判だけで片付けるのではなく、じっくりと自分に語りかけるのです。
「あぁ私は夫のあの自分を棚に上げるくせに太々しい物言いにめちゃくちゃイラついているんだなぁ」と自覚する=感情を一旦自分から分離する。(父性)
そして今度はじっくりそのイラつきを感じる。共感するんです。(母性)「ムカついているんだねーーわかるーームカつくよねーーーー!あぁムカつくわぁ!!!わかるよーー」って。
次にその分離し共感したムカつきを再度俯瞰(分離)します。
そしてそのムカついている自分自身のにゆっくりと問いかけます。
「なんでムカつくんだろう?なんであの旦那の、あの忌まわしきツラ(顔)から発せられる言動がイラつくんだろう?」と自問します。
そして色々な答えが浮かんでくると思います。笑
最初はほとんど相手を批判する原因だけが浮かんでくると思います。
「あの人が〇〇だから悪い!、〇〇だから私がイライラするんだ!」とか。
この段階での頭を駆使して出した答えでは自分のイライラは解消しきれません。
もっと奥にある自分に出会わなくてはならないからです。

それはズバリ言ってしまうと見たくない自分自己否定している自分がいるからなんです。
つまり目に見える現象としては自分自身を棚に上げて太々しく人(妻自身)を批判してくる夫を否定しているのですが、本当は自分自身(妻自身)が自分の事を棚に上げて太々しく人を批判する妻自身を否定していることにイライラしているのです!
お分り頂けますでしょうか?
言い換えると本当の妻の気持ちは、「あぁ私は自分を棚に上げて太々しく批判している自分自身でも愛されたい、受け入れられたいと思っている、どんな自分も無条件で愛されたい、誰からもこのままの私で愛されたいという根源的な欲求がある」と言うことなのです。
この深層に存在する自己愛の気持ちを否定しているから、無能(と奥様が判断している)な夫に言われるとめちゃくちゃイライラしてしまうのです。
だからこの解決方法は、まず自分の直の感情にアクセスし出す事です。
「あぁ私は自分を棚に上げて太々しく批判している自分自身でも愛されたい、どんな自分も受け入れられたいと思っている自分がいるんだなぁ」と自覚する。(自覚は父性)
そしてこの気持ちをそっくりそのまま「そうだよねー」と受け入れるわけです。(共感、受け入れは母性)
そうすると自分自身が本当の自分に出会い(父性)愛されたと感じ(母性)、嬉しくなるのです。
この例えの文を読んでるだけでも嬉しくなりませんか?
今の今まで太々しくてムカついて、奈落の底に突き飛ばしてやりたい!笑と思っていた旦那がスーーーっと小さくなっていき、段々と煩わしくなくなっていくのを感じませんか?
実際にそうなります。旦那さんがスーーーっと小さくなります。笑
直に自分とつながる=直感はこんなにも素晴らしい機能なのです!
要は私たちは根源的な愛の欲求を持ち合わせている事を、恥だとか甘えだとか色々な頭脳的理由で否定をしてきたわけです。
その人類の根源的な欲求を無視したり、頑なに否定するもんだから自分自身がだんだんと自分自身にイライラしたり、怒りを覚えたりするのです。
「自分の根源的な欲求を無視するんじゃねーーーーーーよ!見つけて欲しいよ・・・」って。笑
しかも自分だけだと気が付けないから、旦那さん、妻、友達、親、誰彼を通して気がつこうと色々と問題を起こすのです。

まとめ

直感とは心で直に感じる。そして頭、思考で心の感情を否定しないこと。
そして直に感じ終えたら、思考を使って気持ちを応援する
思考の役割は、直に感じた気持ちを応援する事なのです。

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